人の暮らしが
中心にあるデザイン
日常の生活情景に向かい合う。
そこから受ける切実感や違和感がデザインの源です。
PROJECT
画像をクリックいただくと、開発過程をご覧になれます
- はじめに、使い手の所作の観察と対話を丁寧に進めていきます。使い手の所作の観察に際して、事前にチェックリストは作りません。対象とする動作の始まりから終わりまで、静かに向かい合う…この過程で感じる全てのもの ”気づき”を大切にします。
- そしてもう一つ、使い手の所作の観察の際に心がけることは観察の3つのフレーム遠・中・近です。例えば、食事用具の場合使いやすさの集中するグリップや口への取り込みなど用具とユーザーの接する箇所(接面)の具合は大切ですが、その際の姿勢や、椅子とテーブルとの関係、そして体全体の動きとしての具合を感じ取ることが重要です。つまり、できるかできないか、だけではなく生活動作の全体が気持ちよく行われているか、それを ”所作の質感”として感じ取ることです。
- 様々な気づきを整理してデザインの課題をまとめ、仮説モデルを作りながら使い手と納得のいく答えを探ります。仮説モデルを検討するときに心掛けることは、使えるか使えないかの次元ではなく、それを使う ”所作の質感”を大切にします。出来なかったことができるようになる。それは最初の関門です。
しかし、それが暮らしの新たな道具として納るには ”所作の質感” =「使う動作の始まりから終わりまでの姿」にぎこちなさや無理が生じないこと、さりげなく使えることが大切です。
CONTACT
ユニバーサルな製品の企画や開発、建築・設備等のUD計画、公共空間のUD、UD製品開発につながるデザインワークショップ、ユーザー参加による創造性豊かなユニバーサルデザインを共に追求しましょう。
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ARAI UD Workshop 荒井利春実験工房
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